工房・寂

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モノオペラ二題


2014年11月20日(木)
イタリア文化会館 アニェッリホール
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30

「ヴァニタス」(1981年)
Salvatore Sciarrino: Vanitas


演奏者 
太田真紀(ソプラノ) 
竹本聖子(チェロ) 
大須賀かおり(ピアノ)

「松虫」(世界初演)
Daryl Jamieson: Matsumushi


演奏者
吉川真澄(ソプラノ)
是澤悠(オーボエ/イングリッシュ・ホルン) 
竹本聖子(チェロ)
大須賀かおり(ピアノ)

演奏会コンセプト

今回取り上げるモノオペラ2作品は,いずれも「束の間の人の命の尊さ/はかなさ」を通奏低音としています.シャリーノが1981年に作曲した「ヴァニタス」は,このモチーフを様々に変奏する労作で,数あるシャリーノの作品の中でも傑作の一つと評価されています.戦後モダニズムの伝統の中でも最も贅沢に織り出された音の世界をじっくりお楽しみください.

一方ゼミソンによるモノオペラ「松虫」は,この演奏会のために新たに書かれたもの.20日の演奏会が世界初演です.同名の能の演目を典拠にシャリーノの「ヴァニタス」と似た主題を仏教的・人間的側面から扱おうとする作品です.2作品の根底に流れているのは人の命の儚さ,殊に私たちの多くが忘れがちな「メメント=モリ」のメッセージです.2つのモノオペラを続けて演奏することで,音楽そのもの以上の意味を聞きとっていただけたら,と思っております.

チラシをダウンロード:
 
助成
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後援
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